数多くあるテレビ番組の中でも、暇つぶしに最適なのが「バラエティ番組」だ。
当たり外れの激しいジャンルではあるが、その中にもキラリと光る良作が存在している。
ここでは2023年放送中のバラエティ番組の中で、「絶対に面白いおすすめバラエティ番組ベスト13」を紹介していきたい。
1位 クレイジージャーニー
世界を旅する冒険家に密着して、普段は絶対に見られない世界を見せてくれる番組。
毎回さまざまな冒険家が出演するのだが、その面子が半端ではない。
- ほぼ垂直の崖を高速で登っていくアルパインクライマー
- 世界中のスラム街を巡って都市の裏の顔を取材するジャーナリスト
- 未知の昆虫を求めて世界各地を旅する昆虫食家
などなど、この他にも“好きをとことん突き詰めたクレイジーな奴ら”が、現実離れした世界を案内してくれる。
正気の沙汰とは思えない映像も多く、見ているだけで冒険気分を味わえる。そんじょそこらのお気楽バラエティ番組とは一線を画す面白さだ。
2019年に番組が終了となり、多くのファンが悲しんだが、2022年に待望の復活を果たしている。
2位 世界の果てまでイッテQ!
イモトアヤコや宮川大輔、出川哲郎といったお笑い芸人が、世界中を回って体を張ったロケを敢行する、視聴率20%近くを稼ぐモンスター番組。
- 珍獣ハンターイモト ワールドツアー
- 出川哲郎の男の挑戦シリーズ
- 宮川探検隊
といった人気企画のほか、ロッチ中岡の「Qtube」や、安全漫才みやぞんを発掘した「世界の果てまでイッタっきり」など、脇を固める企画も安定した面白さをみせる。
何よりイッテQの凄いところはその編集力で、他局なら1時間番組が作れそうな映像を平気でカットして10分くらいにまとめたりするので、非常に歯切れが良く内容が濃い。
タレントとスタッフの能力がガッチリ噛み合った、最高のロケバラエティと言えるだろう。
コロナの影響で海外ロケに行けていなかったが、最近は海外ロケが少しずつ解禁されているので、今後が楽しみだ。
3位 水曜日のダウンタウン
芸人の持ち寄った説について、それを実際に検証してみようという番組。
- 『後部座席に人がいる』が結局一番怖い説
- 店内BGM 有名曲が違う歌詞になってても気付かない説
- サーティワンアイスクリームのダブルを同じ味で頼む奴マジで0人説
など非常にアホらしいものから、「言われてみれば気になる」というものまで、様々な説を芸人を使ったり街頭調査をしたりして検証するのだが、中には放送コードギリギリの検証もあり、非常に面白い仕上がりになっている。
特に検証VTRにおける芸人の使い方が秀逸で、検証型ドッキリ番組の代表作と言えるだろう。
4位 アメトーーク!
ひとつのテーマに関して、それに関連の深い芸人を集めてひな壇形式でトークする番組。
トークテーマには2パターンあって、「家電芸人」や「広島カープ芸人」といった特定のジャンルに詳しい芸人を集めてマニアックな話をする回と、「中学の時イケてない芸人」や「相方どうかしてるぜ芸人」といった特定の芸人をフューチャーする回とがある。
いずれもテーマによって当たり外れがあるが、アメトークきっかけでブレイクする芸人や商品があったりと、ひな壇芸人達のトークの面白さは逸品である。
5位 ゴッドタン
下ネタあり、罵詈雑言あり、ブラックユーモアありと、いかにもTHE・深夜番組といった感じで、家族と見たら気まずくなること間違い無しの番組。
芸能人のイジり企画から、グラドルを使ったスケベ企画、芸人同士のマッチポンプ企画など、とにかく下らないことを幅広くやっている。
劇団ひとりや出演者が暴走すると神回になりやすく、平均からの振れ幅はバラエティ業界イチ。”おいしくなれば何でもいいや”の精神で全力で笑いを取りにくるので、ツボにハマれば腹筋が痛くなるほど大笑いできるだろう。
6位 全力!脱力タイムズ
真面目な報道番組を装いつつ、その実ただひたすら芸人をいじるというおふざけ番組。
毎回ゲスト1~2名と芸人1名がコメンテーターとして呼ばれ、真面目な議論をするかに見えるのだが、途中で話が逸れまくって、最後は暴露トークをされたり、芸人がスベらされて終わる。
恋愛事情や不祥事など結構ブラックなところまでイジるので、慌てふためく芸人と決して笑わない他の出演者との対比が笑いを誘う。
またゲストが涼しい顔をして暴言を吐いたりと、コント的な面白さがあるのも見所のひとつだ。
7位 ホンマでっか!?TV
クセの強い研究者や評論家を呼んで、世の中の国民が話題にしている物や噂についての情報・見解を紹介するトーク番組。
- パニックになった時の深呼吸は実は逆効果!?
- 雨の日の火曜11時は詐欺に遭いやすい!?
- 甘いものばかり食べている人は老けてみえる!?
など頷けるものからトンデモなものまで様々な説が紹介され、明石家さんまを中心とした軽快なトークが展開される。
このほか「コンビニでトイレを借りたら何か買う or 何も買わない」などのAB問題が出され、各分野の専門家がどちらが得かを議論したりと、誰かと話のネタにするにはもってこいの番組だ。
8位 有吉ぃぃeeeee!
放送日時:毎週日曜 22:00~
テレビ局:テレビ東京(7ch)
番組HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/ariyoshieeeee/
有吉、タカ&トシ、アンガールズ田中らが、毎週様々なタレントの自宅を訪問して、ニンテンドーSwitchやPS5のソフトで遊ぶゲームバラエティ番組。
前半は、お土産と称して様々なグルメを買う街ブラ風のロケで、後半は芸能人のお宅にお邪魔してネット対戦を中心にゲームで盛り上がるという構成になっている。
eスポーツに関連した番組は色々とあるが、ゲームがそれほど上手くない4人だからこそのトーク&ハプニングが、面白さと親しみやすさを生んでいる和み系の番組だ。
現在はコロナの影響でお宅訪問ではなく、会場を借りてゲームをするスタイルとなっている。
9位 マツコの知らない世界
特定のジャンルについて、いわゆる「マニア」と呼ばれる人たちを招いて、そのジャンルの素晴らしさをプレゼンしてもらうという情報バラエティ番組。
とにかく出演する人々のマニアック度が高く、知ってるジャンルはもちろんのこと、知らないジャンルでも「そういう世界があったのか」と楽しむことができる。
商品紹介ばかりで宣伝臭の強い回もあるが、誰も気に留めないようなマニアックなジャンルを、超マニアックな人が熱く語る回にこそ、この番組の魅力がある。
10位 テレビ千鳥
千鳥が思いついたくだらない企画をする深夜番組。
基本は「○○したいんじゃ!」というタイトルで、千鳥がしたいことをするだけなので、企画自体はグダグダなことも多いが、そこを大悟とノブのトークで盛り上げていく。
なかにはDAIGO’Sキッチンなどの神企画も存在するため、ある意味で目が離せない番組になっている。ネタ切れしないかという心配もあるが、今後の展開に期待したい番組だ。
11位 月曜から夜ふかし
世間で話題になっていることを調査したり、面白い一般人を取り上げたりする、THE・素人イジリ番組。
企画自体は街頭インタビューがほとんどで、あとはスタッフが細々と調査したりするのだが、とにかく出てくる素人のキャラクターが強烈で芸人以上の面白さを発揮することもある。
「○○を調査してみた件」などで、普段なかなか気にもしないようなマニアックな街が紹介されたり、「○○の個人的ニュース」で一般人の面白エピソードが聞けたりと深夜には持ってこいの番組だ。
12位 にちようチャップリン
若手芸人にフューチャーしたネタ番組。毎週さまざまな形式でネタバトルが繰り広げられており、かつての爆笑オンエアバトルのような正統派ネタ番組になりつつある。
企画ものというよりは、ネタ見せ番組に近いので、番組の面白さは各芸人に依存してしまうが、次代を担うような面白い芸人に出会うことができるのも醍醐味のひとつ。
正直、漫才やコントを見るのが好きでないと見る価値は無いが、ぐるナイの”おもしろ荘”や、キングオブコントのような賞レース番組が好きな人にはオススメだ。
13位 スクール革命
世の中の様々な事柄について、クイズ形式で学んでいく情報特化バラエティ。
クイズと言ってもガチガチのクイズバトルではなく、あくまで世の中の仕組みや情報を学ぶことをメインにした緩いテイストになっている。
単に知識を得られるだけでなく、内村光良をMCとして、Hey! Say! JUMPのメンバーや、ザキヤマ、オードリーらが織りなすトークの面白さもこの番組の売り。
本当はもっと上位にランクインさせたいのだが、残念ながら関東ローカルなのでこの順位にしている。内村先生の念願である「全国放送」が果たされる日を心待ちにしたい。
ちなみにゴールデン特番として過去に2回全国放送されているが、レギュラー放送としてはまだ実現していない。